January 19, 2008

ルーションの赤ワイン


 気合いの入った寒さです。
チェリーなどの果実の香りに花の香りがきれいに広がります。まったく水みずしくなく、濃い果実そのものを食べているかのような印象です。50〜100年という古木に由来する濃い味わいで、果実の砂糖漬け、スパイス、赤身肉、革、ハーブ、ミネラルと肉厚な印象の味わいです。甘さ、柔らかさ、滑らかさが一体となり、かなり旨味を発揮した味わいになっています。
 以上インポーターの情報より。



クロ・デュ・ルージュ・ジョルジュ・ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン 2005
ドメーヌ・クロ・デュ・ルージュ・ゴルジュ V.d.Pコート・カタラン ルーション フランス
カリニャン95% グルナッシュ5% ビオディナミ
収量:13〜18HL/Ha 樹齢:50〜100年
熟成:樽熟18ヶ月(新樽50%、1年樽50%)
赤 フルボディ ALC度数:14%
750ml 5.580円(税込み店頭販売価格)オーレジャパン
 店長・押しの強い香り、輪郭のしっかりとした渋み、深みのある旨味。
「週末です、どっしりと腰を落ちつけて、酔っぱらって下さい」
お時間があれば、続きにインポーターの情報があります。


若き天才といわれるこのドメーヌのオーナー、シリル・ファル氏。元々法律を学んでいた彼はあるときワインに目覚め、ボルドーの農業学校を卒業後、ロワールでワイン造りの修行を行いました。また彼の叔父に当たる人物が、あのビオディナミの提唱者であるルドルフ・シュタイナー氏に教えを請い、彼は叔父の元で更なる修行を積みました。そして最高の畑を見つけるためフランス中を廻り、ルーションのペルピニャンの西30キロのところにあるスペインの国境に近いラトゥール・ド・フランス村に最高の畑を見つけ、2001年に僅か3.8ヘクタールを取得しました。彼はビオ・ディナミを行い、収穫は通常は列ごとに行われますが、樹ごともしくは房ごとに手摘みで行うという、尋常ではない労力を使っています。2002年が彼の初ヴィンテージとなり、リリース当初からその出来栄えにパリの3ツ星レストランから注文が入るなど話題の生産者となっています。
デメテールの認定を受けるビオ生産者です。彼はよいブドウを造ることは当然で、収穫は通常列ごとや区画ごとに一気に作業を行いますが、『樹ごと』や『房ごと』に完熟したブドウのみを収穫します。まさに貴腐ワインのような収穫です。このような収穫をするのは、南仏の特有の土壌の水分の欠乏(果実の熟成がとまりタンニンが青臭くなる為)や干しブドウ(重くジャムのような味になる為)のようになってしまうためだそうです。
Posted by toumaya at 19:37:18 | from category: フランス(ルーション)ワイン | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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